ラブドールのカスタマイズ自由度が高まる今、各種仕様や追加機能の可能性もメーカーの技術力により、大きく異なります。
本ページより、ラブドールをご購入する際に「知ったら役立つ」各オプション内容について、説明させていただきます。
ラブドールは、全称リアルラブドールで、実体のあるドールという意味があります。
現在では、基本的にシリコンとTPEという二つの素材に分けられています。
より高価な素材であり、それに応じて肌の質感や材料性能も向上します。
同じ素材でも、調製比によって品質に差があります。
具体的には、材料の硬さ、ブリード(オイルの滲出)、原料に影響されます。
一般的に、高価格帯のブランドならそれなりに良い素材を使っていることが多いですが、必ずしもそうとは限りません。そのため、ご購入の際には、フォーラムや掲示板で他のドーラーたちの意見を参考にすることをお勧めします。
1-1 シリコン
一般的に、TPEより硬く、重く、高温に強く、ブリードが少なく、見た目がよりリアルであることが特徴です。 もちろんシリコンドールも柔らかく作成できますが、それなりにコストとブリードも増やします。
シリコンに施すメイクは、BJDドールで使われる塗装素材や方法に類似しており、メイクの仕上げにグロスバーニッシュのような塗装を施します。そのため、メイク落としが簡単ではなくなり、メイクの修正も難しくなります。
シリコン塗装の特性により、シリコン素材に施すメイクは一般的な化粧品よりもドールとの一体感があり、自然な美しいドールを作成できます。 シリコンは素材が硬いため、五官のラインなど、ディテール部分の表現力はTPEより強くなります。 また最近数多くのブランドが勤めている超リアル肌テクスチャにも、シリコンドールしかできません。
リアルさや性能面でも優れている素材のため、価格はTPEよりも高くなります。
価格は身長やブランドによっても影響を受けますが、一般的に新品の場合、10万円以上になることがほとんどです。(中古品を除く)
注意:シリコンは一回成型の素材なので、割れると修復が難しいです。日常使用中に、稼働幅にご注意する必要があります。極端なポーズは避けてください。
1-2 TPE
TPE素材は、シリコン素材よりも柔らかく、軽量で、弾力性が高く、ブリードが多いことに加え、価格も安いです。
割れても高温のアイロンや専用修復剤などで簡単に修復可能し、業界では使用度の一番高い素材です。
TPE素材に施すメイクは、一般な市販化粧品で可能です。落とすことは避けられなくても、ドーラーが自分でメイクアップできます。それに、メイクに気に入らない部分があったら、簡単に修正できます。
念のための話ですが、WM社では、硬質のTPEヘッドも制作できます。
TPE素材は一定的に臭いがします。一部のメーカーは芳香剤を原料に入れますが、大部分のメーカーは、「それほどでも臭くはしていない」原因で、そのゴム臭を処理しません。芳香剤にアレルギーがある前例もありますのでぜひご注意ください。
TPEドールは高温に弱いです。環境温度が高くなると、変形しやすいです。またブリードも温度の上がりに従って多くなります。
もう一点注意すべきことがありますが、TPEは高温溶けて再作成可能な素材で、再生素材を利用する悪質業者が少なくても存在しています。
再生素材は未だに確実なる特徴はないです。一応、異常に臭いがするものに気をつけてください。また、安すぎる商品もご遠慮ください。正規店舗や正規メーカーまで発注する商品なら、TDF保証があって、大丈夫だと思います。
1-3 シリコンヘッド+TPEボディ
前に書いてあった内容の通り、シリコンはリアルさが高い上、重量的には一般人にとっては負担できません。TPE素材なら軽くて安くあって、顔のラインが不鮮明です。
両者を合わせて、コスパの高いシリコンヘッドとTPEボディの組み合わせが流行ってきました。
組み合わせの欠点は、同じくメーカーても、肌色の差異が発生する可能性があります。
正直言って、どのメーカーでも、異なる素材の間では、肌色は必ず一定的な差異が存在すると考えます。
SHEDOLL社の製品は全部ノーマル肌のみで仕上げますので、色差が一番しないメーカーとしてお勧めします。
*左:フルシリコン 右:シリコンヘッド+TPEボディ
1-4 ビニール
ビニールは主にアニメ風ヘッドに利用されます。業界では、一般的にシリコンやTPE素材のボディと組み合わせながら販売しています。完全に柔らかくない素材なので、普通は使用性を考えません。カワイイそのものだけですね。(笑)
ビニールヘッドの制作はBJDドールを参考すれば大丈夫です。
アニメキャラのコスプレドールをオーダー希望であれば、ビニールの方が一番還元度が高いと思います。
ビニールは工事が複雑で、技のできる職人も少ないため、注文順を待つ時間を加えて、制作周期はシリコンより酷く長いです。
最近ではフルビニールの商品もリリースされましたが、ボールジョイントのクラシックな仕様で、リアルドールより、大きいBJDドールだと考えます。
1-5 S-TPE
今年の一月から、業界先頭のWM社が初めてリリースした新しい素材です。
シリコンとTPEの長所を合わせて全く新しい優良素材です。
シリコンのような超リアルなボディメイクを再現しながら、TPE特有の柔らかい肌触りも実現しています。
改良されたS-TPE素材は、伸縮性、柔軟性、そして耐久性が大幅に向上しました。
30日間にわたる極限の伸縮試験でも、S-TPEの関節部分の皮膚は一切破れることがなく、その耐久性は従来のTPEの約8倍に達しています。また、15kgのダンベルをお尻に乗せた状態で3日間放置しても、形が変形せず、元の状態に完全に戻る優れた回復力を備えています。
さらに、ブリードは従来のTPEよりも大幅に軽減され、快適な使用感を提供します。シリコン素材で見られるボディの金具線も、S-TPE製のラブドールでは発生しません。
無臭・無毒で環境にも優しく、リサイクル可能な点も大きな特徴です。万が一ドールが破損した場合でも、従来のTPEと同様に、小さな傷や欠陥であれば修理が可能です。
2-1 植毛
ドールの植毛は、職人が毛髪を一本ずつヘッドに差し込みます。髪植毛、陰毛植毛、眉毛植毛など全部同じ技術です。
最初は硬質シリコン素材のみ髪植毛と眉毛植毛可能です。ドーラーの各種ニーズに合わせて、現在は一部の軟質素材でも施しています。軟質素材の実施には、やはり素材特性で脱毛が発生しやすいです。「消費期限」の短い組み合わせなので、対応できるメーカーがあっても自分ではお勧めしません。
陰毛植毛は最初から柔らかいTPE素材で植毛しますが、こちらも脱毛が発生しやすいです。使用中に気を付く必要があります。
職人の植毛動画:
植毛は皮膚の内部へ数センチまで入れますので、ポニーテールみたいな造形は自然に表現できます。
最近はほぼ全てのメーカーは植毛を対応できます。その中では一般的に人工毛を植毛しますが、人毛で対応できるメーカーもあります。それなりの追加料金を払えば選択できます。
2-2 ウィッグ
ウィッグ式の髪型は便利性で今でも一番利用されています。
ヘアスタイルの造形にはウィッグは植毛より制限される部分がありますが、最近はウィッグの造形技術がすごいなので、職人にオーダーをすれば、素晴らしく造形されたものが手に入れます。
自分はウィッグの方をお勧めします。ウィッグはヘッド本体にダメージ(植毛は穴をつく)しない上、服と合わせて入れ替えることも簡単です。しかし、ウィッグをかぶる際に、ウィッグネットの色移りは発生する可能性がありますので、気をつけてください。
3-1 一般式
一般式の瞳については、こちらの動画を参考してください。
グラスかアクリル製の半球体の目玉の中に棉を入れて、柔らかい目枠に入れ込みます。
一般式の瞳の視線を移動するには、手を目枠の裏側まで入れる必要があります。
移動するに、メイクとつけまつげを破壊する可能性が高いです。操作不当の場合、目枠付近の素材を割れるまでも可能です。なので、軟質TPEみたいな柔らかい素材ではなければ、操作しない方がいいと思います。
3-2 可動式
一般式瞳の半球体と比べて、外部は固定用の包み部分で、もっと眼球に似ているように制作しました。
視線を移動するには、指や他の器具で目玉の部分を押して移動すれば大丈夫です。
視線の移動に頻繫に目枠を拡張する必要はないため、硬質のヘッドにとっては、びったりなアップグレードです。
3-3 貼り付け式(ビニールヘッド)
GUAVADOLL系のビニールアニメヘッドはクラシックな貼り付け式な目玉を使用しています。
薄い目玉をヘッド内部に透明テープで簡単に貼り付けます。入れ替えも簡単です。 最近は可動式にアップグレードしましたが、追加の装置で実現したため、目玉は薄い(1~2cmの厚さ)のままで変わりません。
GUAVADOLLの可動式瞳の動画:
3-4 嵌め込み式(アニメ風ヘッド)
同じくアニメ風のヘッドに使用されますが、嵌め込み式の瞳は一般的に軟質のTPE/シリコン素材のアニメヘッドに適用します。
ドールの目枠は一般より浅くなっていて、専用瞳を入れればちょうどです。
*実は貼り付け式とは同じ種類の目玉です。
こちらの写真素材Via.https://yoyonote.info/make-eyes/
ネイルは市販のネイルチップと同じ素材です。
各メーカーに選択できる仕様がありますが、気に入らない場合、ご自分の好きなもので入れ替えるのも可能です。一般な粘着剤で直接TPEやシリコン素材につけます。
irontech社のネイルオプション
XT社では直接入れ替えるネイルをリリースしましたが、自社のドールにしか適用不可です。
XT社のネイルチップ入れ替え動画:
ドールの直立機能は最初、三本の釘を付けて一定的な支持力を提供します。
現在でもTPEボディに唯一の直立機能として選択可能です。
直立機能と言っても、ドール自体で立てられるということではなく、壁とかに寄る必要があります。
足の皮膚と床に損害を与えるや錆びやすいなど、釘付きの直立機能は短所が多いと思います。しかし、撮影ニーズにドールを立たせる必要がある場合、必要な機能です。ドーラーの皆様は靴を着せてダメージを減少します。
靴の選択について、こちらのブログ文章の内容はご参考しお勧めします。
これほどの短所を解決するため、局部な素材を硬いシリコンで仕上げるHardfeet機能がリリースされました。
外部に金属がないため、錆びる恐れはなく、足と床にも損害を与えない素晴らしいアップグレードです。
ですが、Hardfeetはシリコンドールのみ追加可能な機能で、TPEドールには適用できません。
その上、Hardfeetもやはり自立までの支持力は提供できません。壁とかに寄る必要があります。
ドールバストの填充素材差異で柔らかさが別々です。
6-1 普通胸
ドールの皮膚と同じ素材で一体したバストです。(solid)
カップが大きすぎる場合、一般胸は輸送途中や長時間同じポーズに維持する状態では、重力のせいで割れる可能性があります。
6-2 中空胸
皮膚から1~2cmからの部分をクッションの形で仕上げます。
内部は空気なので、一番壊れしないタイプです。
6-3 ゼリー胸
中空胸の空気で入れる部分を代わりにゼリー(柔らかい素材)を入れます。
一番柔らかいバストタイプです。
一般胸と同じく、カップが大きすぎる場合、一般胸は輸送途中や長時間同じポーズに維持する状態では、重力のせいで割れる可能性があります。また、カップが小さすぎると、内部にゼリーを入れる位置がないため、仕上げ不可です。
二つの素材で制作するものなので、長時間使用後、ゼリーが縮めて分けてしまう可能性があります。 フォーラムから勉強したドーラーの経験ですが、その場合、新しいシリコン素材を注射器で入れることで修理することができるようです。自分は試したことがないため、検討する必要があります。
7-1 乳輪の色
各メーカーに自分なりの色が選択可能です。
塗装方式は一般的にボディメイクと同じです。TPEドールは市販化粧品で色付けます。シリコンドールはBJDドールのような落ちない塗装で仕上げます。
オプションに貼り付ける写真は全部メーカーから提供するものですが、工場側から突発状況で一言なしで色差のあるもので仕上げる可能性があります。また写真はフィルターがつけるので色差異が発生する可能性もあります。その場合、一般的に代理店から色の修正を請求しますが、工場から対応できない(材料の在庫切れ・廃盤になりなどの原因で)状況もあります。色に気になる場合、事前に教えて頂くようお願い致します。
7-2 乳輪のサイズ
一般的に直径3cm、4cm、5cmの選択があります。
これ以外のサイズがご希望であれば、店舗まで連絡してください。
バストの大きさによって、同じサイズでも違う効果があります。
貧乳に大きすぎる乳輪を付けない方がいいと思いますが、
ご自分の好み通りで発注すれば大丈夫です。
注意:シリコン素材は塗装特性で、色付けると落とせません。ご注意ください。
8-1 膣のタイプ
一般的に「一体式」と「着脱式」に分けられます。
一体式と着脱式の差異について、こちらの文章でご確認ください。
一般的にはホールだけが差異しますが、WAXDOLLのEXPシリーズでは、着脱式ホールにクリトリスの差異もあります。
8-2 膣の深さ
SHEDOLL社などのメーカーでは膣の深さの選択はできます。しかし、深さと膣道の造形は出荷検査写真を通して確認できません。
この原因で、弊社サイトでは、深さと膣道造形などのオプションを商品ページに記載しません。
深さについて、特別要望がございましたら、メールを通してご連絡ください。
メーカーに要望を伝えますが、弊社は最終の長さに対して、保証できません。
予めご了承ください。
8-3 膣の色
WM社の膣カラーオプション
各メーカーに自分なりの色が選択可能です。
塗装方式は一般的にボディメイクと同じです。TPEドールは市販化粧品で色付けます。シリコンドールはBJDドールのような落ちない塗装で仕上げます。
オプションに貼り付ける写真は全部メーカーから提供するものですが、工場側から突発状況で一言なしで色差のあるもので仕上げる可能性があります。また写真はフィルターがつけるので色差異が発生する可能性もあります。その場合、一般的に代理店から色の修正を請求しますが、工場から対応できない(材料の在庫切れ・廃盤になりなどの原因で)状況もあります。色に気になる場合、事前に教えて頂くようお願い致します。
9-1 一般骨格
一般的なラブドールの骨格は、以下の特徴を持っています。
骨格素材:一般的に軽合金が使用されており、軽量で耐久性が高く、壊れにくい設計です。
可動範囲:人間の関節の動作範囲の85%~90%程度の可動性を持っており、基本的な性交体位やポージングが可能です。
関節の耐久性:新しいボールジョイント構造により、柔軟なポーズが取れますが、繰り返し使用することで締めさが徐々に低下します。
肩の可動性:肩をすくめる動作はできません。
肘と膝の可動範囲:肘や膝の曲げ幅は限られており、膝は約90度までしか曲がりません。
一般骨格は現在業界では基本的に使用されません。
9-2 正座骨格
一般骨格の上に正座・M字開脚のポーズができる骨格です。 正座骨格は現在業界では基本的に使用されません。
9-3 EVO骨格
一般骨格の上に正座・M字開脚+肩のすくめるポーズができる骨格です。 現在で一番幅広く使用される骨格です。
(注意:同じくEVOでも、ブランドによって、各骨格の可能範囲が異なるかもしれません。)
可動範囲:肩のすくめ動作や、肘をより深く曲げることができ、M字開脚やスクワットの姿勢など、よりリアルなポージングが可能です。
造形力:EVO骨格は長期間使用しても造形力を維持でき、繰り返しの動作でも関節が緩みにくく設計されています。
肘や膝の柔軟性:肘は首や頬に触れるほど曲げることができ、膝も深く曲げられ、より自然なポーズが可能です。
その他の特徴:頭部の取り付けが簡単で、滑らかな操作性を持つため、ドールの扱いがより便利でスムーズです。
9-4 緩い骨格
緩い骨格は、EVO骨格を基に、各関節を緩く調整する骨格です。 メーカーによって、全部ではなく、個別関節を緩く調整することができることはあります。 ニーズのある場合、弊社までご連絡お願い致します。
注意:ドールの骨格は出荷の時から一番締めるように仕上げますが、長時間使用に従って、どんどん緩くなります。それに、その緩めるは不可逆的です。
*shedoll緩い骨格
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